日本駅巡り紀行

台北捷運淡水・信義線

[ 淡水線 淡水線 Tanshui xian ] 台北捷運
淡水〜中正記念堂間(23.2km)
[ 信義線 信義線 xinyi xian ] 台北捷運
中正記念堂〜象山間(6.4km)
[ 新北投支線 新北投支線 xinbeitou zhixian ] 台北捷運
北投〜新北投間(1.2km)

淡水線、信義線は台北捷運の路線。淡水線は淡水河に沿って新北市の淡水と台北市中心部を結ぶ路線、信義線は信義路の地下を通り台北市中心部を東西に貫く路線で、直通して一体の路線として運行されている。カラーは赤・路線記号はRで、支線として淡水線北投駅から分岐する新北投支線がある(新北投支線のカラーはピンク)。

淡水線と新北投支線は、台北捷運の路線では唯一、既存の鉄道を直接転換した路線で、1988年まで台北〜淡水間の淡水線と北投〜新北投間の新北投線が台湾鉄路管理局により運行されていた。どちらも日本統治下に台湾総督府が建設した路線で、淡水線は淡水港からの物資等の輸送、北投線は北投温泉への観光・傷病人輸送が建設目的だった。

信義線は台北捷運が新規に開業させた路線で、台北市内の東西を結ぶ3路線(松山線・板南線・当線)の中では最も南に位置する。捷運として再開業した当初の淡水線は中正記念堂から新店線・中和線に直通していたが、新荘線、信義線、松山線の開業により直通路線の組み合わせが再編され、現在の路線網となった。

※表記について※
台湾では一般に中華民国国語(北京語)の繁体字表記が使用されているが、文字表記はすべて対応する日本の漢字に置き換える。駅名・路線名の日本語表記については台北捷運が公開している日本語版路線図に準じる。なお、各項目の見出しや目次、本文中でも必要と判断した箇所では繁体字による現地表記を併記する。
また、カナへの転写は原則としておこなわず、代わりに各項目の見出し及び目次に大陸の拼音(ピンイン)を併記する。現地での英語表記とは必ずしも一致しない。

駅紹介 淡水線・信義線

既存路線を転換した淡水線は圓山以北で地上・高架を走る。開業時期の違いにより、淡水線の各駅にはハーフハイトタイプの可動式ホーム柵が、信義線の各駅にはフルスクリーンホームドアが設置されている。

淡水線を含む台北捷運の各線は当初AGT(新交通システム)で建設される予定だったが、先に開業した木柵線(現在の文湖線)の状況を踏まえて鉄道方式とされた経緯がある。台鉄淡水線が1,067mm軌間・単線非電化だったのに対して淡水線は1,435mm・複線電化で、敷地は継承しているものの線路・設備は完全に作り直されている。

淡水駅 淡水站 Tanshui R28 高架ホーム・高架下駅舎
紅樹林駅 紅樹林站 Hongshulin R27 地上ホーム・地上駅舎|淡海軽軌乗り換え
竹囲駅 竹圍站 Zhuwei R26 地上ホーム・地上駅舎
関渡駅 關渡站 Guandu R25 地上ホーム・地上駅舎
忠義駅 忠義站 Zhongyi R24 地上ホーム・地上駅舎
復興崗駅 復興崗站 Fuxing-gang R23 地上ホーム・地上駅舎
北投駅 北投站 Beitou R22 高架ホーム・高架下駅舎|新北投支線乗り換え
奇岩駅 奇岩站 Qiyan R21 高架ホーム・高架下駅舎
唭哩岸駅 唭哩岸站 Qilian R20 高架ホーム・高架下駅舎
石牌駅 石牌站 Shipai R19 高架ホーム・高架下駅舎
明徳駅 明德站 Mingde R18 高架ホーム・高架下駅舎
芝山駅 芝山站 Zhishan R17 高架ホーム・高架下駅舎
士林駅 士林站 Shilin R16 高架ホーム・高架下駅舎
剣潭駅 劍潭站 Jiantan R15 高架ホーム・高架下駅舎
圓山駅 圓山站 Yuanshan R14 高架ホーム・高架下駅舎
民権西路駅 民權西路站 Minquan xilu R13 地下ホーム・地下駅舎|中和新蘆線乗り換え
双連駅 雙聯站 Shuanglian R12 地下ホーム・地下駅舎
中山駅 中山站 Zhongshan R11 地下ホーム・地下駅舎|松山新店線乗り換え
台北駅 台北車站 Taibei chezhan R10 地下ホーム・地下駅舎|板南線・台鉄縦貫線・台湾高速鉄路乗り換え
台湾大学病院駅 台大醫院站 Taida yiyuan R09 地下ホーム・地下駅舎
中正記念堂駅 中正紀念堂站 Zhongzheng jiniantang R08 地下ホーム・地下駅舎|松山新店線乗り換え
東門駅 東門站 Dongmen R07 地下ホーム・地下駅舎|中和新蘆線乗り換え
大安森林公園駅 大安森林公園站 Daan senlin gongyuan R06 地下ホーム・地下駅舎
大安駅 大安站 Daan R05 地下ホーム・地下駅舎|文湖線乗り換え
信義安和駅 信義安和站 Xinyi Anhe R04 地下ホーム・地下駅舎
台北101/世界貿易センター駅 台北101/世貿站 Taibei 101 / Shimao R03 地下ホーム・地下駅舎
象山駅 象山站 Xiangshan R02 地下ホーム・地下駅舎

駅紹介 新北投支線

新北投支線は全区間地上を走行する。全線複線・6両編成対応であり、北投駅の構造は明らかに淡水方面と新北投方面の分岐運転を想定しているが、実際には3両編成の列車が線内折り返し運転をしている。これは6両編成で開業したところ沿線の騒音苦情が深刻だったためで、騒音低減のために25km/hという厳しい速度制限もかけられている。2019年に6両編成運転が試行されたこともあるが、騒音基準をクリアできず断念して現在に至っている。

北投駅 北投站 Beitou R22 高架ホーム・高架下駅舎|新北投支線乗り換え
新北投駅 新北投站 Xinbeitou R22A 高架ホーム・高架下駅舎

車両

車両は最古参のC301系と最新鋭のC381系の2形式が使用され、特に運用は分けられていない模様。3両編成の新北投支線には、専用のC371系改造車が使用される。

       
 
C301系 台北捷運の開業時に用意された形式で、川崎重工業とアメリカのユニオンレールカー社が製造した。淡水線と直通していた時代の新店線・中和線でも運用されていたことがあるが、現在はすべての車両が淡水・信義線で運用されている。
 
C381系 2010年から運用されている形式で、川崎重工業と台湾車両が製造した。外観がC301〜C371の各形式からは大幅にモデルチェンジされており、遠目にもすぐに区別がつく。内装も掴み棒の形状などが変更された。淡水・信義線の他に松山・新店線でも同一形式が運用されている。
 
C371系 新北投支線では3両編成に改造したC301系を使用していたが、2006年からC371系の3両編成が投入された。新北投支線で通常運用される399編成は専用車両として改造を受けており、北投温泉をイメージした内外装となっている。

運行(2025/11/08改正)

ダイヤは平日、土曜、休日の3パターンに分かれている(新北投支線は平日と土休日の2パターン)。
全列車が各駅停車で、淡水・信義線では全区間を運転する列車のほか、北投・大安で折り返す列車が設定されている。ただし、始発を可能な限り6時にそろえる(6時以前には列車を運転しない)というルールがあるようで、早朝には台北駅や剣潭駅などを始発とする列車が運転される。

平日ダイヤでは朝夕には淡水〜象山間・北投〜象山間の列車がそれぞれ6分間隔で運転され、北投〜象山間では3分間隔での運転となる。日中及び夜間は淡水〜象山間と北投〜大安間がそれぞれ9分間隔で運転され、北投〜大安間では4分30秒間隔の運転となる。深夜帯は大幅に本数が減らされ、淡水〜象山間のみの10〜12分間隔の運転となる。

土曜日ダイヤと休日ダイヤはほぼ同様のダイヤで、朝〜夜間にかけて淡水〜象山間と北投〜大安間がそれぞれ8分間隔で運転され、北投〜大安間では4分間隔での運転となる。土曜ダイヤでは朝及び夕方に休日ダイヤよりも1時間あたり1〜4本増発される。深夜帯のダイヤは平日と似ているが、土休日のほうが早い時間から列車本数の減少が始まる。

新北投支線では線内折り返し列車のみが運転され、土休日の早朝深夜を除く終日、平日の日中及び夜間は10分間隔の運転となる。平日朝夕ラッシュ時は7分間隔に増発される一方、早朝深夜は12分間隔に減便される。

・路線のデータ
開業日
台鉄淡水線・北投線として 台北〜淡水間:1901/08/25|北投〜新北投間:1916/04/01 ともに1988/07/15廃止
台北捷運淡水線・信義線として 淡水〜中山間:1997/03/28|中山〜台北間:1997/12/25|台北〜中正紀念堂間:1998/12/25|中正紀念堂〜象山間:2013/11/24|北投〜新北投間:1997/03/28
路線長:30.8km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2026/01/12
更新:公開後未更新

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