[ C381型 ] 台北捷運 淡水信義線・松山新店線用
C381型は台北捷運の車両。2026年現在の台北捷運の高運量電車(通常規格の鉄道路線)では最新型。川崎重工業(現在の川崎車両)と台湾車両の2社による製造で、一部車両は日本から輸出され、残りは台湾でノックダウン製造された。
全長23.5m・片側4扉の大型のステンレス車体で、車体幅3,180mmと小断面のトンネルを両立させるため台形とかまぼこ型を組み合わせたような車体断面。集電方式は第三軌条式。C301型〜C371型で採用されたデザインから外観は大幅に変更されたが、内装や接客設備は概ねそれらを踏襲している。
北投機廠と新店機廠に配置され、淡水信義線と松山新店線の運用につく。
「C381」という形式名は入札番号に由来しており、車体には書かれていない。車両番号は象山方から15XX-25XX-35XX-35YY-25YY-15YYの6両編成(XX、YYは連続する奇数と偶数)で、車両番号の百の位が5であることで他の形式とは区別される。

??編成 淡水方より 紅樹林にて 2025/12/21
車体の断面形状はそのまま、前面デザインがC371型までとは大きく変わった。

??編成 淡水方より 復興崗にて 2025/12/21
猫目のような灯具類デザインとなり、帯の塗り分けの変更・シンボルマークの追加も行われている。また、大きな変化として中央の貫通路にも窓が設置された。

??編成 象山方より 奇岩にて 2025/12/21
走行中の列車を後ろから。

529+530編成 淡水方より 北投機廠にて(復興崗駅通路から) 2025/12/21
C301型との並び。基本的な構成は変わらないものの、前面デザインが大幅に変化したことが分かる。

C301型とC381型
C301型の前面はほとんど切妻なのに対し、C381型の前面は曲面となっている。

側面
23.5mの大型車体に片側4扉で、扉は外吊り式。C371型までとほとんど同じ車体だが、帯が2本に分かれているため車両番号を見なくともC381型だとすぐに分かる。

台車
川崎製のボルスタレス台車で、第三軌条式のため集電靴が取り付けられている。

側面行先案内表示器
台北捷運の車両は全て青帯で、日本の多くの地下鉄のようにラインカラーをまとっていない。そのため、中正紀念堂や西門などの対面乗り換えできる駅で誤乗しないよう、行先案内表示機の色で路線をわかるようにしている。淡水信義線は赤色で、松山新店線は緑色の表示。

中間車車内
C301型以来の台北捷運で標準となっているセミクロスシートの車内。スタンションポールの握り手のデザインが本系列より三つ又となり、より多くの人が掴めるようになった。

セミクロスシート
座面はFRP製で、色は水色。荷棚は設置されていない。紺色の優先席が各扉間に2席ずつ設置されている。
座席の配置は向かい合わないセミクロスシート。台北捷運ではC301型以降採用され続けている。

座席上部
座席の上部にはLCD画面が扉間1台ずつ設置されている。この画像では分かりにくいが、広告などを流している。

先頭車車内
先頭車はロングシート。導入当初は中央の扉間と車端部のみ座席が設置され、残りの扉間は荷棚のみだったが、不評だったのか投入後すぐに改造されて現在の座席配置となった。

荷棚併設ロングシート
中央以外の4か所の扉間には、座席4席と荷棚が設置されている。この荷棚は、荷物を置くだけでなく人が寄りかかって軽く座ることも想定されている。

側扉
やや幅広の両開き戸で、化粧板は貼られていない。扉上には赤色LED式車内案内表示器と、次駅の扉が開く側を教えてくれるランプが設置されている。

05・06編成車内
05・06編成は「デジタル列車」としてLCD式車内案内表示が設置されている。LCDは座席の上にも設置され、E235系や2020系列等と同様に3画面をつなげた横長の広告を放映できる。

LCD式車内案内表示器
鴨居部の案内装置は設置スペースギリギリの横長大画面。UIは日本のものと比べるとややシンプルに感じる。
・形式のデータ
沿革 2012/10/07:第1編成営業運転開始(2013年にかけて製造)
編成数・両数 6両24編成 ※淡水信義線16編成・松山新店線8編成(2026/05現在)
・ページのデータ
取材:2025/12/18・2025/12/19・2025/12/22
公開:2026/05/06
更新:公開後未更新