日本駅巡り紀行

広島電鉄宮島線

[ 宮島線 みやじません ] 広島電鉄
広電西広島〜広電宮島口間(16.1km)

宮島線は広島電鉄の唯一の鉄道路線で、広電西広島駅と広電宮島口駅の間を山陽線にほぼ完全に並行して結んでいる。鉄道事業法に基づく鉄道路線だが、軌道路線である本線・宇品線と直通運転を実施しており、ラッシュ時以外の大半の列車が市内に直通する。

広島電鉄の前身である広島瓦斯電軌が1922年から1931年にかけて開業させた路線で、1925年から汽船と連絡して広島市内と宮島を結んでいた。当初は本線などの軌道各線と分離されていたが、1962年から直通運転を開始した。約30年間は一般的な鉄道車両(高床車)と路面電車型の車両が混在していたが、徐々に直通運転がメインとなり、1991年に路面電車型に統一された。

2024年現在、本線直通の2号線のみが設定されており、ラッシュ時には宮島線内完結の列車や宇品線直通の0号線が追加で運転される。広島駅〜宮島口の直通利用ではJRに所要時間で大差をつけられているが、広島市中心部へのアクセスの良さや運賃の安さにより混雑しており、定期列車はぐりーんらいなー・GREEN MOVER・Green Moverシリーズの連接車のみで運転される。

駅一覧

路面電車型の車両で運転される前提に施設が設計されているため、鉄道路線ながら各駅に改札はなく、ホームも相対式に統一されているなど、路面電車風の部分が多々ある。ただし、道路との交差点には踏切が設置され、閉塞信号やATSも整備されているなど鉄道路線らしい部分も見られる。

1962〜1991年に高床車と路面電車型車両が混在していた時期があるのが本路線の特徴で、21世紀になってもほぼ全駅に高床車用のホームかその遺構が残っている。

広電西広島駅(己斐) M19|本線乗り入れ、JR西広島駅乗り換え
東高須駅 M20
高須駅 M21
古江駅 M22
草津駅 M23
草津南駅 M24
商工センター入口駅 M25|山陽線(新井口駅)乗り換え
井口駅 M26
修大協創中高前駅 M27
広電五日市駅 M28|山陽線(五日市駅)乗り換え
佐伯区役所前駅 M29
楽々園駅 M30
山陽女学園前駅 M31
広電廿日市駅 M32|山陽線(廿日市駅)乗り換え
廿日市市役所前(平良)駅 M33
宮内駅 M34|山陽線(宮内串戸駅)乗り換え
JA広島病院前駅 M35
地御前駅 M36
阿品東駅 M37
広電阿品駅 M38|山陽線(阿品駅)乗り換え
宮島ボートレース場駅   |臨時駅(競艇開催時のみ)
広電宮島口駅 M39|山陽線(宮島口駅)、宮島松大汽船・JR西日本宮島フェリー(宮島口桟橋)乗り換え

車両

連接車すべてと単車の一部が乗り入れ可能だが、すべての定期列車がぐりーんらいなーシリーズ・Green Moverシリーズ等の連接車(台車が3または4台ある車両)のみで運転されている。

詳細は準備中

運行(2024/03/25改正)

路線図上、宮島線には広島駅〜宮島口間の2号線のみ運転される。しかし、入出庫時やラッシュ時にはその他の区間の列車も運転される。

終日にわたって運転されるのが2号線で、10分間隔で(広島駅〜)広電西広島〜広電宮島口間で運転される。
朝夕は線内完結列車(一部は区間列車)を中心に増発され、平日朝上りには広電本社前行の0号線も運転される。区間運転列車の始発・終着駅としては、JA広島病院前・広電廿日市・商工センター入口が設定されている。

・路線のデータ
開業日 広電西広島〜草津:1922/08/22|草津〜広電廿日市間:1924/04/06|広電廿日市〜地御前(〜地御前終点*)間:1925/07/15|(地御前終点*〜新宮島*)間:1926/07/15|(新宮島*〜)阿品東〜広電宮島口間:1931/02/01 ※現在の駅名。ただし*は廃止駅で、当時の駅名
路線長:16.1km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2024/12/08
更新:公開後未更新

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