[ 上高地線 かみこうちせん ] アルピコ交通
松本〜新島々間(14.4m)
上高地線はアルピコ交通の鉄道路線で、国道158号線に沿って松本駅と新島々駅を結んでいる。終点・新島々駅にはバスターミナルが併設されており、バスと連絡することで上高地・乗鞍方面のアクセス路線の一部を構成している。
上高地線を建設したのは筑摩鉄道という会社で、沿線の輸送近代化と上高地へのアクセスが目的だった。1919年に松本〜龍島間の免許を交付され、1922年にかけて松本〜島々間を開業、島々〜龍島間の約3kmの免許は失効した。終点の島々には上高地へのバスターミナルがあったが、1960年代に手前の赤松(現・新島々)駅にバスターミナルが移転、さらに1983年の土砂災害の影響で1985年に新島々〜島々間は廃止され、現在の路線となった。
その間、会社名は筑摩電気鉄道を経て松本電気鉄道へと変わったが、21世紀になって松本電気鉄道を中核とするアルピコグループは経営破綻に陥り、私的整理を実施した。その結果、2011年に松本電気鉄道は傘下のバス会社を吸収してアルピコ交通となった。2024年現在、「アルピコ交通上高地線」の案内を基本としつつも「松本電鉄上高地線」の愛称も残っている。
ほぼ全線にわたって松本盆地の中を国道158号線・梓川(犀川)に沿って走り、渓谷が迫る新島々からはバスに連絡する。鉄道単体ではトンネルも急勾配もない路線だが、上高地や乗鞍へのバスと一体運行されていることから登山鉄道‰会に所属している。
| 松本駅 | AK-01|地上ホーム・橋上駅舎|JR篠ノ井線・JR大糸線乗り換え |
|---|---|
| 西松本駅 | AK-02|地上ホーム・駅舎なし |
| 渚駅 | AK-03|地上ホーム・駅舎なし |
| 信濃荒井駅 | AK-04|地上ホーム・地上駅舎 |
| 大庭駅 | AK-05|地上ホーム・駅舎なし |
| 下新駅 | AK-06|地上ホーム・地上駅舎 |
| 北新・松本大学前駅 | AK-07|地上ホーム・地上駅舎 |
| 新村駅 | AK-08|地上ホーム・地上駅舎 |
| 三溝駅 | AK-09|地上ホーム・駅舎なし |
| 森口駅 | AK-10|地上ホーム・地上駅舎 |
| 下島駅 | AK-11|地上ホーム・駅舎なし |
| 波田駅 | AK-12|地上ホーム・地上駅舎 |
| 渕東駅 | AK-13|地上ホーム・駅舎なし |
| 新島々駅 | AK-14|地上ホーム・地上駅舎|上高地・白骨温泉・乗鞍高原方面バス乗り換え |
| 新島々〜島々間 | 廃線跡 |
長らく大手私鉄から譲受した18m級車両を使用しており、2025年現在は東武20000系を譲受した20100形が活躍している。探訪した2024年当時は京王3000系を譲受した3000形を20100形が置き換えている最中だった。
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| 20100形 | 東武20000系を譲受した車両で、2両編成を組む。東武が他社に中古車を譲渡した近年では珍しい事例の一つだが、すべてが中間改造車のため種車の面影はあまり感じられない。 |
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| 3000形 (2025年運用離脱) |
京王3000系を譲受した車両で、2両編成を組む。先頭車化改造車だが、オリジナルと同じ前面デザインとされている。20100形の投入完了によりすべての編成が運用を離脱した。 |
定期運転の全列車が普通列車かつ松本〜新島々間通しの列車で、40分前後(朝ラッシュ時は約20分)の間隔で運転される。2024年には、JRの臨時列車に合わせて早朝に臨時快速を1往復運転する措置が取られた。
・路線のデータ
開業日 松本〜新村間:1921/10/02|新村〜波田間:1922/05/03|波田〜島々間:1922/09/26
路線長:14.4km
単線/複線 全線単線
・ページのデータ
公開:2025/08/12
更新:公開後未更新