[ 1000系 ] 阪急電鉄 阪急神戸本線・阪急神戸高速線・阪急今津線・阪急宝塚本線・能勢電鉄能勢線・日生線用
[ 1300系 ] 阪急電鉄 阪急京都本線・阪急千里線・Osaka Metro堺筋線用
1000系は阪急電鉄の通勤形電車で、神戸線・宝塚線用の車両。1300系は1000系と同じ時期に導入された京都線用の車両。車体限界や直通先の違いにより形式が分けられているが、両者は設計をほぼ共有している。9000系・9300系に次ぐ阪急の標準的な通勤車両として、各本線(神戸・宝塚・京都本線と神戸高速線・千里線)に多数導入された。
日立製の19m級・3扉のアルミ車体で、すべての編成が8両固定編成。ほぼ共通の車体だが、全長19,000mm、全幅2,750mmの1000系に対して1300系は全長18,900mm、全幅2,780mmと少しだけサイズが異なる。9000・9300系以上の省エネ化が図られる一方で、大量増備を見据えて製造・保守のコストダウンも狙った設計となっている。
1000系は神戸本線・宝塚本線で使用され、それぞれ直通する各線にも使用される。1300系は京都本線・千里線用で、堺筋線にも直通する。他形式と共通で運用されるが、阪急が10両編成運転を実施していた頃は10両編成の列車には投入されなかった(自動併結・解結に非対応のため)。
基本的に1000系の画像により紹介し、1300系の画像は外観のみ用いる。

1018編成 大阪梅田方より 豊中にて 2025/08/15
阪急の伝統的な配色・デザインを受け継ぎつつ、標識灯・尾灯が「吊り目」のデザインとされ引き締まった印象になった。また、増解結を想定していないため貫通幌・幌受けも無くなった。

1013編成 大阪梅田方より 豊中にて 2025/08/15
行先表示器はフルカラーLED式で、正面から見て右に種別、左に行先を表示する。1013編成はラッピング車両。

1009編成 大阪梅田方より 豊中にて 2025/08/15
1009編成は大阪・関西万博記念のヘッドマーク・ラッピングがされている。

1007編成 先頭部側面
1009編成が宝塚線、1007編成が神戸線の万博ラッピング車だった。ラッピングは両先頭車のみに行われていたが、扉横の万博ラッピングは全車に貼られていた。

中間車側面
阪急の伝統に則り、側面は阪急マルーン、屋根の肩部分はアイボリーに塗装されている。コストダウンの一環で、9000・9300系で採用されていた屋根カバーは廃止され、エアコンのキセがむき出しになった。

側面行先表示器
側面の行先表示器はフルカラーLED式で、丸ゴシックを再現するため一般的な側面行先表示器よりも大画面でドット数が多い。
9000・9300系までは種別と行先が分かれていたが、本系列からは1画面に統合された。

台車
台車は乗り心地を意識してボルスタ付き台車が導入されている。

パンタグラフ
シングルアーム式で、1両に2台が設置されている。

1315編成 大阪梅田・天下茶屋方より 豊中にて 2025/08/15
1000系と1300系の違いは見た目ではほとんどわからない。
全面窓の下についている灯具の内側は標識灯で、普通では消灯し、準急・急行などでは先頭車の運転室側のみを点灯する。

1313編成 大阪梅田・天下茶屋方より 豊中にて 2025/08/15
1313編成は京都線の万博ラッピング車。座席指定車の増備により探訪時よりも頻度を減らしているが、京都線でも特急運用に入ることがある。
特急などでは標識灯が2灯とも点灯する。

1307編成 大阪梅田・天下茶屋方より 豊中にて 2025/08/15
標識灯の外側は尾灯。

中間車側面
車端部の寸法が僅かに1000系と異なるが、その違いを目視で判断するのは難しい。

車内
ロングシートで、阪急の伝統に則って木目の化粧板とオリーブ色の座席の組み合わせ。9000系列と同じく濃色で鏡面仕上げの化粧板が使用されている。

車端部
各車両に優先席と車椅子スペースが設置されている。

座席
ロングシートで、大型の袖仕切りとスタンションポールを阪急の車両として初めて採用した。2か所の仕切りが設けられており、窓の割り付けも仕切りと合わせられている。

側扉
扉の内側にも化粧板が貼られている。窓は9000系や5000系更新車などで採用された大型のものから一般的なサイズに戻された。

鴨居部
横長(32型ハーフサイズ)の大型LCDが千鳥式に配置されている。

先頭部車内
運転室の窓は前面展望を考慮しているのか大型で、運転室後部にも2人がけの座席が配置されている。

運転台
併結を考慮していないものの半室サイズの運転台で、他の形式と同じくワンハンドルマスコン・デジタル速度計が取り付けられている。
・形式のデータ
沿革 2013/11/28:1000系第1編成営業運転開始|2014/03/30:1300系第1編成営業運転開始
編成数・両数 1000系8両20編成・1300系8両16編成(2026年3月現在)
・ページのデータ
取材:2025/07/26・2025/08/13・2025/08/14・2025/08/15
公開:2026/03/07
更新:公開後未更新
・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・車両のページ(コーナー目次)→阪急神戸本線・阪急神戸高速線→1000系