[ 東飯能駅 ひがしはんのうえき SI27 ] 埼玉県飯能市
橋上駅舎
構造:地上ホーム・単式1面1線(西武)、島式1面2線(JR)
高麗駅(西武秩父方面)←西武池袋線→飯能駅(飯能方面)
金子駅(八王子方面)←JR八高線→高麗川駅(高崎方面)
東飯能駅は西武池袋線とJR八高線の駅。池袋線と八高線の連絡のために作られた駅で、開業時は八高線の終点だった。利用者数では飯能駅に差をつけられているが、駅ビルにはデパートが入居しているなど駅施設の規模は大きい。
東口駅ビル
東口には駅ビルとして百貨店が建つ。この建物は丸広百貨店東飯能店として2000年に開業したが、2006年に一度閉店した。しかし、リーマンショックの影響で飯能駅前の旧・飯能店の改修費用を捻出するのが難しくなったため、2009年に新・飯能店として再開業して現在に至っている。
東口
東口駅前
駅前ロータリーがあり、バスも乗り入れる。飯能市街は西口側にあるため、駅周辺は主に住宅が広がる。
西口
西口側は一般的な橋上駅舎の出入口。
西口駅前
ひょうたんのような変則的な形状の駅前ロータリーがある。飯能市街に近く、住宅と雑居ビル・飲食店などが混在するエリア。
自由通路
21世紀末に建設された橋上駅舎で、それまでは西口側のみに駅舎があった。
JR線改札口
JRと西武で改札は分かれている。利用者数はJR側のほうが西武の2倍以上あり、乗り換え客よりも周辺住民などのJR線利用が多いようだ。
2・3番線ホーム 1枚目:八王子方 2枚目:高崎方
島式1面2線の地上ホームで、番線は西武からの通し番号となっている。3番線側には側線の跡があり、さらにその裏の東口駅ビルの部分もかつては国鉄の貨物ヤードだった。
高崎方
左手に分岐するのが西武線。当駅では両路線の線路は接続していない。
駅名標
西武線改札口
ホーム 1枚目:飯能方 2枚目:西武秩父方
単式1面1線の地上ホームで、西武池袋線・西武秩父線では唯一の交換不能駅。
複線化用地
後述の飯能短絡線計画の関係で、当駅構内には複線化(交換設備設置)の用地確保・準備工事がされている。現状は線路用地もホームの一部とされているが、舗装の違いや上屋の形状などから明らかにそれと分かる。
駅名標
西武鉄道はかつて、飯能駅のスイッチバックを解消するために旧笠縫信号場(元加治〜飯能間にかつてあった信号場)〜東飯能〜北飯能信号場間に連絡線建設・複線化を実施し、貨物列車や特急・回送の一部を通過させる計画があった。用地は確保されたものの、貨物列車が廃止されたことや特急の飯能駅利用者が一定数いること、時間短縮効果自体は大きくないことなどから計画が実施に移される見通しは立っていない。
飯能第3号踏切付近から見た連絡線用地 1枚目:東飯能方 2枚目:元加治方
東飯能駅付近で現在の線路から分岐する部分の用地は線路用地と一体化している。そこから道路を挟んで元加治方には緩やかにカーブする未成線の用地が続く。
市道との交差点付近から見た連絡線用地 1枚目:東飯能方 2枚目:元加治方
線路用地は完全に確保され、管理や草刈りの関係なのか大半が舗装されている。本来は立入禁止なはずだが、自動車も来ずに安全なためか周囲の住民の遊び場としても使われているようだった。
連絡船は東飯能駅付近を含めて3か所で道路と交差するが、踏切の新設が強く規制されている現状ではその点を踏まえても開業が難しそうだ。
・駅の沿革
1931/12/10:現在の池袋線・八高線の駅として開業。八高線(当時は八高南線)は終点|1933/04/15:八高線が延伸し中間駅となる
・ページのデータ
取材:2024/01/01
公開:2025/04/06
更新:公開後未更新