08系は東京地下鉄の通勤電車。半蔵門線水天宮前〜押上間の開業に向けて、当時の営団地下鉄が導入した。営団地下鉄最後の新形式であったと同時に、「0X系列」の最後の形式となった。
20m・片側4扉のアルミ製車体で、同時期に導入された05系後期車と仕様・デザインの共通化が図られている。また、直通先の東急5000系とも編成形態や一部機器が共通化されている。
半蔵門線の押上延伸・東武直通開始時に10両編成6本が導入され、2025年まで増備も廃車も発生していない。18000系による置き換え対象にも含まれない予定である。

08 101編成 獨協大学前〈草加松原〉にて 中央林間方より 2025/03/30
先頭部を含む車体形状や窓・貫通路の配置は05系後期車と瓜二つだが、前照灯のデザインや塗り分けは異なる。

側面
アルミダブルスキン構造の車体で、濃淡の紫色の帯が腰板部のみに配置されている。

台車
ボルスタレス台車。営団が東京地下鉄に移行してからの10000系以降はボルスタ付き台車に回帰したため、営団→メトロの新形式としては最後のボルスタレス台車装備形式となった。

パンタグラフ
シングルアーム式。

側面行先表示器
行先表示器は当初は3色LEDだったが、フルカラーLEDのものに交換されている。

中間車車内
ロングシートの車内で、化粧板の白に対してラベンダー色の床と紫色のモケットがラインカラーを表現している。

車端部 1枚目:優先席 2枚目:優先席と車椅子スペース
各社の片側車端部が優先席で、モケットの色は青色。一部の車端部は車椅子スペースとなっている。

座席
座席はバケットシートで、袖仕切りは当初から大型のものが採用されている。荷棚はパイプ式ではなく網棚。

側扉
窓は複層ガラス。鴨居部には2画面のLCD式車内案内表示器が設置されている。

運転室後部
運転台の後ろまで窓が設けられた、開放的な構造。ただし、地下では左側2枚のカーテンが降ろされていることが多い。

運転台
東急との直通がある関係で、T字型のワンハンドルマスコンを採用している。運転室内の塗り分けも05系とそっくり。
・形式のデータ
沿革 2003/01/07:第1編成営業運転開始
編成数・両数 10両6編成(2025年8月現在)
・ページのデータ
取材:2025/03/30・2025/04/12
公開:2025/08/10
更新:公開後未更新