日本駅巡り紀行

遠州鉄道2000形

[ 2000形 ] 遠州鉄道 遠鉄電車

2000形は遠州鉄道の車両。1980年代から導入された1000形で置き換えきれなかった旧型車両を置き換えるため、1990年代から導入されている車両で、2024年度でも増備が続いている。

18m級3扉の鋼製車体で、基本的なデザインは1000形と共通のため遠目には見分けがつかない。1000形との違いは機器類で、抵抗制御・直流モーターの1000形に対して本形式ではVVVFインバータ制御と交流モーターが採用された。2024年度までに9編成が導入され、1000形の置き換えも始まっている。

外観

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 2008-2108 八幡にて 新浜松方より 2023/10/01
外観はほとんど1000形と変わらず、直線主体のデザイン。赤地に白のストライプという標準塗装も1000形と変わらない。

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 2002−2102 助信にて 新浜松方より 2023/10/01
ラッピング広告をされている車両も多い。

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 側面
この編成は2021年落成だが、窓のデザインなどは21世紀の車輌に見えない。

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 2004-2104 遠州小林にて 西鹿島方より 2023/10/01

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 2004-2104 側面
2004-2104編成はエヴァンゲリオンのラッピング車両。西鹿島駅で接続する天竜浜名湖鉄道がシン・エヴァンゲリオンに登場したことで話題になった。

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 社章
側面には社章が付けられている。

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 行先表示器
2007-2107編成までは方向幕、2008-2108編成からはフルカラーLED。

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 パンタグラフ
シングルアーム式

内装

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 車内
3扉ロングシートで、2両を通して見通せるキノコ型の幅広貫通路が設置されている。

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 座席
9人がけのロングシートで、2か所だけ色が変わっている。

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 側扉
内側に化粧板が貼られた両開き扉で、窓の形の丸みが少ないのが特徴的。

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 鴨居部 車内案内表示器・路線図
千鳥式にLCD式車内案内表示器が設置されている。

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 先頭部
先頭部にも座席が設置されている。

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 車椅子スペース
西鹿島方の先頭部は車椅子スペースとなっている。

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 運転台
2002-2102以降の編成はワンハンドル式マスコン。

・形式のデータ
沿革 1999/04/05:第1編成営業運転開始
編成数・両数 2両9編成(2025年1月現在)

・ページのデータ
取材:2023/10/01
公開:2025/03/20
更新:公開後未更新

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