[ 1000形 ] 遠州鉄道 遠鉄電車
1000形は遠州鉄道の車両。遠州鉄道に残っていた吊り掛け駆動の旧型車両を置き換えるため、1980〜90年代にかけて導入された車両で、それまでの遠州鉄道の車両のスタイルを一新した。
18m級3扉の鋼製車体で、遠鉄では初めて3扉の車体を採用した。曲面を排して直線・平面を基調とした近代的なデザインで、2020年代まで導入が続く2000形にもそのデザインは引き継がれている。時間をかけながら7編成が導入され、うち5編成が2025年1月現在でも運用されている。後継形式の2000形による置き換えが始まっている。
1006-1506 自動車学校前にて 新浜松方より 2023/10/01撮影
探訪時、1000形は入庫している車両が多かった。
1002-1502 新浜松にて 新浜松方より 2023/10/01撮影
塗装は旧型車両から引き継いでいるが、直線的なデザインや3扉の扉・窓配置は本形式からの新機軸。デザインは2000形にも引き継がれている。
西鹿島にて
車両基地に入庫している車両は1000形が多い。
車内
オールロングシートで、見通しの良いキノコ型の貫通扉が設置されている。
座席
10人がけのロングシートで、座面のみバケットシートとなっている。
側扉
扉の内側に化粧板は貼られていない。
車内案内表示器
鴨居部には千鳥式にLCD式の車内案内表示器が設置されている。
・形式のデータ
沿革 1983/11/20:第1編成営業運転開始
編成数・両数 2両5編成(2025年1月現在) 最多時には7編成在籍
・ページのデータ
取材:2023/10/01
公開:2025/01/05
更新:公開後未更新