[ 1000形 ] 沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線(ゆいレール)用
1000形は沖縄都市モノレールのモノレール車両。沖縄都市モノレール線の開業時に導入された形式だが、開業後も増備が重ねられ、2023年には1000形による1000形の置き換えも発生している。
片側2扉のアルミ車体で、車体長は日本跨座式モノレールの中でやや小ぶりな13〜14m。先頭部は丸みを帯びた流線型で、塗装は濃淡グレー・赤・黒の4色に塗り分けられている。車内はロングシートで、初期に増備された車両では窓の天地方向が通常の車両よりも大きいことが特徴的。
開業当初には2両12編成が導入され、2010年に1編成が増備された。2016年からは浦添延伸に向けたマイナーチェンジ車の増備が開始され、2020年までに9編成導入された。2023年からは3両編成が導入開始され、2024年までに4編成導入されている。これと入れ替わるように、2025年10月時点で初期車3編成が廃車されている。外観は第1編成からほとんど変化していないが、内装は投入時期により大きく異なる。

05編成 那覇空港方より 那覇空港駅にて 2025/06/06
01〜13編成は初期増備車(うち01・03・10は廃車済み)。流線型の先頭形状は先行して投入されたディズニー・リゾートラインのtype Xに通じるものがある。

05編成 那覇空港方より 那覇空港駅にて 2025/06/06
アルミ車体だが薄いグレーに塗装されており、車体下部に赤と黒のラインが引かれ、さらに連結面付近にも濃い目のグレーが配置されている。

34編成 てだこ浦西方より 旭橋駅にて 2025/06/08
31〜34編成は2023年から導入されている3両編成。基本的なデザインは変わらないが、貫通路周辺の手すりと連結器上の踏み台が追加され、ライトもシールドビームからLEDライトに変更されている。また、内装で詳しく触れる通り、側面窓の高さも異なる。
浦添延伸で用意された14〜21編成は3両編成に近いデザインだが、連結器上の踏み台がなく貫通路周辺の手すり形状も異なる。

11編成 牧志駅にて 2025/06/06
側面。車体の大きさは日本跨座式の車両の中ではやや小ぶりで、2025年現在の日本で鉄道事業法・軌道法により営業している跨座式モノレールの中では最も編成定員が少ない。

32編成 てだこ浦西方より 儀保駅にて 2025/06/06
広告のために全面ラッピングされている車両も多い。IT企業のラッピング。

31編成 那覇空港方より 赤嶺駅にて 2025/06/08
水族館のラッピング。

05編成 那覇空港方より 経塚駅にて 2025/06/06
経塚〜浦添前田間の丘陵地を抜ける。

初期車(01〜13編成)側面
先頭車の車体長は14m。

3両編成(31〜34編成)側面
後期車(14〜21編成)も行先表示器を除けば3両編成の先頭者とほぼ同じ。中間車の車体長は先頭車よりも短く13m。

行先表示器
初期車・後期車には行先表示器が設置されていなかったが、3両編成ではフルカラーLED式のものが設置されている。

避難装置
運転室後部以外の扉(2両編成では片側2か所、3両編成では片側4か所)に避難器具「スローダン」を引っ掛けるための金具が設置されている。

車内
車内は運転室後部を除いてロングシート。車端部は優先席となっている。

車椅子スペース
編成に1か所の車椅子スペースが設置されている。貫通扉は追加されている車両とされていない車両がある。

運転室後部
運転室後部は前面展望が可能なクロスシートになっているのが標準だが、一部の編成では座席が撤去されて荷物置き場と立ち席に変わっている。

座席
本系列の特徴は側窓の大きさで、通常の車両と比べて下まで窓が伸びているため、背もたれの形状が特徴的となっている。ホールド感がなく、座り心地としては今一つに感じた。
荷棚は水玉模様にパンチングされたアルミ板で、こちらも2003年当時では攻めたデザインだったと思われる。

側扉
両開き戸で、日本の通勤電車の標準よりも幅は狭い。側窓に合わせ、側扉の窓もかなり縦長な形状。

鴨居部(※初期車ではなく後期車の画像)
千鳥式に横長のLCD式車内案内表示器が取り付けられている。

運転台
運転台は進行方向右側にあり、右手操作式のワンハンドルマスコン。ワンマン運転を実施しているがATOやTASCは搭載しておらず、すべて運転手による手動運転。

車内
後期型でも内装はロングシートだが、座席・窓の形状は変更された。座席の数を初期車よりも減らし、扉付近の立ち席定員を増加させている。

車椅子スペース
編成の内1か所が車椅子スペースなのは変わらない。

座席
扉間の座席の数は12名→10名に減った。眺望よりも座り心地・定員・整備性などを優先する声が多かったのか、窓の大きさが縮小され、座席の形状は日本の鉄道でよく見られる形状へと変わった。

側扉
側扉の形状や車内案内装置は初期車と変わらないが、窓の大きさが側窓に合わせて縮小され、ガラスの押さえ方法も変わった。

運転室後部
運転室後部は前向きのロングシート。

車端部
3両編成の内装は後期車に準ずる部分が多いが、観光客の増加に対応して車端部にスーツケース対応の大型荷物置き場が設置された。これにより座席定員が減少したため、先頭車の優先席は扉間に移動した。

中間車車内
中間車もロングシートだが、片側の扉間に大きな箱が設置された。通常は荷物置きとして使用されるが、この中には脱出用シューターが格納されており、非常時には地上まで螺旋形のシューターを伸ばして避難に使用する。

座席
座席形状はあまり変化していないが、網棚の形状はパンチングされたアルミ板から一般的なパイプへと変更された。

側扉
側扉の形状は変わらないが、鴨居部には防犯カメラと大型のLCD式車内案内表示器が設置された。

運転台
3両編成でも運転室の配置は変わらないが、一部駅(首里駅での折り返し1番線など)での停止位置誤認防止のためパネルがクリーム色に塗られている。
・形式のデータ
沿革 2003/08/10:第1編成営業運転開始
編成数・両数 2両18編成・3両4編成(2025年10月現在)
・ページのデータ
取材:2025/06/06・2025/06/08
公開:2025/11/16
更新:公開後未更新
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