日本駅巡り紀行

西武狭山線

[ 西武狭山線 せいぶさやません ] 西武鉄道
西所沢〜西武球場前(4.2km)

西武狭山線は西武鉄道の路線で、池袋線の西所沢駅と西武球場の最寄り駅である西武球場前駅を結んでいる。西武球場前では新交通システムの山口線とも連絡する。

歴史的には村山貯水池(多摩湖)へのレジャー需要を取り込むために武蔵野鉄道(西武池袋線の前身)が開業させた路線で、当初は現在の多摩湖鉄道(現在の多摩湖線)、西武鉄道(現在の西武園線)と競合関係にあった。戦時中に不要不急線として休止され、その後復活するが、そのときには競合2路線と同じ会社となっており、また村山貯水池のレジャーも下火となっていた。

転機となったのは1979年の西武園球場(現在の西武ドーム)改修と西武ライオンズ誘致で、終点の改称・移転によりほぼ現在の姿となった。沿線人口は多くないものの、西武ドームへのメインの交通手段となっており、プロ野球公式試合やコンサートなどのイベントの有無により運転ダイヤも輸送量も大きく変化する。

駅紹介

全線単線のローカル線だが、終点の西武球場前駅は臨時列車の待機に対応するため3面6線の線路配置で、ホームに面する線路の数が西武鉄道の駅で最も多い。

西所沢駅 SI18|地上ホーム・地上駅舎|急行・快速・準急停車駅|池袋線直通
下山口駅 SI40|地上ホーム・地上駅舎|急行・快速・準急停車駅
西武球場前駅 SI41|地上ホーム・地上駅舎|特急・急行・快速・準急停車駅|山口線(レオライナー)乗り換え

車両

池袋線で使用される車両すべてと新101系が狭山線に乗り入れる。西武池袋線の項目を参照。線内折り返し列車には新101系または新2000系の4両編成で運転される。

運行(2024/03/16改正)

通常ダイヤでは快速・準急・各駅停車が運転され、すべての列車が全駅に停車する。平日は線内運転が中心で、朝ラッシュ時は10〜12分、昼は20分、夕方〜夜間は15分間隔での運転となる。池袋線直通の列車は、準急1往復と各駅停車下り3本のみ、すべて夕方に運転される。
土休日は朝〜昼が約20分、夕方〜夜間が15分間隔の運転。池袋線直通列車の本数がやや多く、夕方〜夜間はほぼ2本に1本が池袋線直通となる。池袋線直通は下り12本・上り15本で、うち準急は下り6本・上り5本、快速は下り1本の運転である。上り1本のみ保谷止まりで運転される。

西武ドームでの野球開催時には保谷・所沢折返し列車を延長する形で多くの臨時列車が運転され、特に帰りの乗客が集中する上り列車は試合終了時刻に合わせた臨時列車も運転される。臨時列車では急行・特急の運転があり、特急「ドーム」は下山口・西所沢を通過する。また、所沢駅で新宿線に直通する本川越〜西武球場前間の列車も運転される。

・路線のデータ
開業日 西所沢〜西武球場前間:1929/05/01
路線長:4.2km
単線/複線 全線単線

・ページのデータ
公開:2025/01/13
更新:公開後未更新

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