日本駅巡り紀行

松江しんじ湖温泉駅

[ 松江しんじ湖温泉駅 まつえしんじこおんせんえき 22 ] 島根県松江市
地上駅舎
構造:地上ホーム・頭端式2面2線
松江イングリッシュガーデン前駅(電鉄出雲市方面)←一畑電車北松江線

松江しんじ湖温泉駅は一畑電車北松江線の駅で、同路線の終点駅。大橋川を挟んで南北に分かれている松江市の市街地の中で、松江駅が南側の市街地の東に位置するのに対し、当駅は北側の市街地の西に位置する。松江市役所が目の前にあり、松江城にも松江駅よりも近いが、ビジネスホテルや商業施設は松江駅周辺に多く進出している。

頭端式ホームで、ガラス張りが特徴的な駅舎が建つ有人駅。他路線への乗り換えはないが、電鉄出雲市駅よりも利用者数が多い(2021年時点)。

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 北から見た駅舎
ガラス張りの正面と深い軒が特徴的な駅舎で、そのモダニズム的なデザインは同時期に建て替えられた中央前橋駅と通じるものがある。
建物本体の外側は黒、建物内部と軒・柱は白を基調としており、見る面によって印象が変わる。

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 駅前広場
駅の北側にタクシー・一般車用、北東から東側にかけてバス用のロータリーが設置されている。

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 南から見た駅舎
基本的には直線的なデザインの駅舎だが、軒の切り欠きや業務用の外階段に曲線が埋め込まれている。

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 足湯
駅舎の南東には駅前広場に面して足湯が設置されている。

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 東から見た駅舎と駅前広場
松江駅や松江市役所方面からアクセスすると見える景色。手前がバス用ロータリーで奥が駅舎

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 「松江しんじ湖温泉」の看板
駅の入口に掲げられているが、駅名というよりは温泉街の名前を書いているように見える。駅舎とのデザインの統一感がまったくない。

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 駅前
当駅の周辺は松江市の中心市街地の西の端にあたる。

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 松江しんじ湖温泉
駅名の由来である温泉街は駅の南側に存在する。1970年に開湯した新しい温泉地で、ホテルなどが建つ場所は当駅開業時には宍道湖の中だった。

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 駅舎正面
駅舎の正面側はガラス張りとなっている。

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 改札
終日有人駅で、列車別改札を実施している。

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 駅舎内
駅舎は2階分の高さがあるが、事務室の部分を除いて吹き抜けとなっている。売店(デイリーヤマザキ)が営業しているが、特に土休日は営業時間が意外と短いので注意が必要である。

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 電鉄出雲市方から見たホーム
頭端式2面2線の地上ホームで、2番線のみ4両編成(20m車では3両編成)の停車に対応している。

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 1枚目:終端部 2枚目:電鉄出雲市方
ホームが終わってすぐのところに車止めがある。電鉄出雲市方にはホームに面していない留置線が2線ある。

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 ホームに2列車が並んだ状態

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 ホーム裏(南側)
1960年代まではホームのすぐ南側に湖岸線があった。

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 駅名標
温泉のほうが駅よりも新しいため、開業時の駅名は北松江駅だった。現在でも路線名にその名称が残っている。

・駅の沿革
1928/04/05:北松江駅として開業|1970/10/01:松江温泉に改称|2001/12/18:現在の駅舎を供用開始|2002/04/01:松江しんじ湖温泉に改称

・ページのデータ
取材:2022/08/26・2022/08/27
公開:2024/12/15
更新:公開後未更新

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