a 銚子電気鉄道は、銚子市内の銚子〜外川間で鉄道を運行している中小私鉄です。 もともと大正時代に銚子遊覧鉄道という会社が敷設したものの廃線になってしまった路線を銚子鉄道が復活させたもので、その会社が銚子電気鉄道と改名して現在に至ります。 もともと路線の規模が小さいため、珍しく個人経営的な経営で鉄道事業を営んでおり、資本金もかなり少なめです。そんな中2006年には元社長の横領が発覚、同時期には老巧化した施設を新しくするための保守費用が捻出できずになっていたため一気に廃線の二文字が迫ってきました。しかし、1995年より銚子電鉄が販売してきた濡れ煎餅を買おうという運動が広まったことが功を奏し、経営はどうにか好転、2010年には新車4両を投入できるほどになりました。しかし、その結果として皮肉なことに今では鉄道事業よりも濡煎、たい焼きといった食品事業が多くの利益を上げるようになってしまっています。 また、濡煎だけではなく路線の観光化にも力を注いでおり、銚子〜外川間往復と同額という破格のフリー切符も販売しているため観光客には大変人気な路線となっています。 ※取材当時(取材日:全駅全車両2009年12月9日)とは一部の車両、駅が異なっているのでお気をつけください。 a |