日本駅巡り紀行

縦貫線(北段)|縱貫線(北段)

[ 縦貫線(北段) 縱貫線(北段) Zongguan xian ( beiduan ) ] 台湾鉄道|臺灣鐵路公司
基隆〜竹南間(125.4km)

縦貫線は台湾鉄道の路線のうち基隆〜高雄間を結ぶ路線で、屏東線とともに「西部幹線」を構成する。縦貫線のうち、海岸線と台中線が合流する竹南駅から北、台北市内を含む区間が「北段」と通称される。

北段のうち基隆〜台北間は台湾初の鉄道で、清朝統治下の1891年に開業した。さらに台北から新竹まで延伸したが、そこで下関条約による台湾の日本割譲を迎えた。日本統治下で台湾総督府は基隆と高雄を結ぶ縦貫線の建設に乗り出し、既存の区間を改良するとともに1902年に現在の北段にあたる区間を開通させた。縦貫線全体も1908年に全通している。1919年に基隆〜台北間の複線化、1935年に残区間の複線化、1978年に電化が完成している。20世紀終盤から21世紀初頭にかけて台北周辺の立体交差化(大半が地下化)が進められ、2026年現在では桃園市内の地下化工事が実施されている。

日本の在来線・新幹線とは異なり台鉄と台湾高鉄は運営主体が異なるため、2007年の高鉄開業以降も縦貫線は台湾の三大都市を結ぶ特急街道となっており、さらに高鉄と競合しない東部幹線の対号列車(優等列車)も縦貫線へ乗り入れる。区間車(普通列車)は10〜30分程度の間隔で運転され、竹南から台中線に直通する列車や八堵から宜蘭線に直通する列車も多い。台北市内では並行する捷運に比べて極端に駅数が少なく、利用の棲み分けが図られている。

駅紹介

基隆駅 基隆車站 Jilong 地上駅舎・地下ホーム
三坑駅 三坑車站 Sankeng 高架下駅舎・高架ホーム
八堵駅 八堵車站 Badu 地上駅舎・地上ホーム |宜蘭線直通
七堵駅 七堵車站 Qidu 地上駅舎・地上ホーム
百福駅 百福車站 Baifu 橋上駅舎・地上ホーム
五堵駅 五堵車站 Wudu 高架下駅舎・高架ホーム
汐止駅 汐止車站 Xizhi 高架下駅舎・高架ホーム
汐科駅 汐科車站 Xike 橋上駅舎・高架ホーム
南港駅 南港車站 Nangang 地上駅舎・地下ホーム |台湾高速鉄路、台北捷運板南線乗り換え
松山駅 松山車站 Songshan 地下駅舎・地下ホーム |台北捷運松山新店線乗り換え
台北駅 台北車站 Taibei 地下駅舎・地下ホーム |台湾高速鉄路、台北捷運淡水信義線・板南線、桃園機場捷運乗り換え
万華駅 萬華車站 Wanhua 地上駅舎・地下ホーム
板橋駅 板橋車站 Banqiao 地下駅舎・地下ホーム |台湾高速鉄路、台北捷運板南線・環状線乗り換え
浮洲駅 浮洲車站 Fuzhou 高架下駅舎・高架ホーム
樹林駅 樹林車站 Shulin 橋上駅舎・地上ホーム
南樹林駅 南樹林車站 Nanshulin 橋上駅舎・地上ホーム
山佳駅 山佳車站 Shanjia 橋上駅舎・地上ホーム
鶯歌駅 鶯歌車站 Yingge 橋上駅舎・地上ホーム
鳳鳴駅 鳳鳴車站 Fengming 橋上駅舎・地上ホーム
桃園駅 桃園車站 Taoyuan 橋上駅舎・地上ホーム
内壢駅 內壢車站 Neili 地上駅舎・地上ホーム
中壢駅 中壢車站 Zhongli 地上駅舎・地上ホーム
埔心駅 埔心車站 Buxin 橋上駅舎・地上ホーム
楊梅駅 楊梅車站 Yangmei 橋上駅舎・地上ホーム
富岡駅 富岡車站 Fugang 地上駅舎・地上ホーム
新富駅 新富車站 Xinfu 駅舎なし・地上ホーム
北湖駅 北湖車站 Beihu 地下駅舎・地上ホーム
湖口駅 湖口車站 Hukou 橋上駅舎・地上ホーム
新豊駅 新豐車站 Xinfeng 橋上駅舎・地上ホーム
竹北駅 竹北車站 Zhubei 橋上駅舎・地上ホーム
北新竹駅 北新竹車站 Beixinzhu 橋上駅舎・地上ホーム |内湾線(六家線)乗り換え
新竹駅 新竹車站 Xinzhu 地上駅舎・地上ホーム |内湾線(六家線)乗り換え
三姓橋駅 三姓橋車站 Sanxingqiao 地上駅舎・地上ホーム
香山駅 香山車站 Xiangshan 地上駅舎・地上ホーム
崎頂駅 崎頂車站 Qiding 駅舎なし・地上ホーム
竹南駅 竹南車站 Zhunan 橋上駅舎・地上ホーム |縦貫線(台中線)・縦貫線(海岸線)乗り換え

車両

台北市内を通る列車には主に10両編成のEMU900型が使用される。ただし、北湖発着の海岸線列車などを中心にEMU500型〜EMU800型の列車も設定されており、それらの列車は8両編成での運転となる。

       
  
EMU500型 初代の通勤電車であるEMU400型に対する増備車として、300両以上が導入された形式。通常は4両編成2本がつながって8両編成となった状態で、区間車や区間快車に用いられる。
EMU600型 EMU500型の増備車で、製造会社は異なるものの同じ韓国製ということもあってか見た目は瓜二つ。両数が少ないため、遭遇するチャンスも少ない。通常は4両編成2本がつながって8両編成となった状態で、区間車や区間快車に用いられる。
 
EMU700型 「台鉄捷運化」の一環で台鉄の区間車・区間快車の輸送力増強のために導入された形式で、外観・内装ともにEMU500型・EMU600型から一新された。新竹機廠に配置され、同じ車両基地に配置されたEMU800型と共通運用で区間車・区間快車に用いられる。
 
EMU800型 東部幹線の電化に伴う電車不足の解消と客車列車などの置き換えのために導入された形式で、EMU700型に続けて日本車輌と台湾車輌が発注を受けた。台北地区ではEMU900型に置き換えられつつあるが、区間車や区間快車に用いられる。
 
EMU900型 EMU3000型(新自強号)とともに、復興号・莒光号を置き換えるために導入された形式。台湾鉄道初の10両固定編成で、台北市内の区間車や区間快車は多くが本形式に置き換えられた。青と黄色を混ぜた色という意味なのか、EMU800型までとは異なるライムグリーンの帯を巻く。

運行(2024/12/21改正)

縦貫線北段は「西部幹線」に含まれるが、東部幹線の列車も乗り入れる。なお、特急(対号列車)の運転系統に着目すれば西部幹線の北側の起点は実質的に七堵駅で、基隆〜八堵間は主に区間車が乗り入れる支線的な扱い、八堵〜七堵間は東部幹線の一部のようになっている。

西部幹線の自強号は概ね1時間に1〜2本設定され、特に日中時間帯は1時間に1本のパターンダイヤに近い時刻で運転される。北側では多くは七堵駅で折り返すか東部幹線に直通し、南側では台中線に乗り入れる列車が多い。東部幹線の列車は多くが樹林で折り返すが、一部の列車は台中線や海岸線まで乗り入れる。台北駅で折り返す対号列車は方面に関係なく設定されておらず、西部幹線方面から松山・南港などへの利用者や東部幹線方面から板橋への利用者が乗り換えなくて住むようになっている。

莒光号も3往復だけだが運転される。北側では2往復が七堵折り返し、1往復が東部幹線直通列車で、南側では3往復すべてが海岸線に乗り入れる。

区間快車・区間車の運転系統はパターン化されておらず複雑怪奇だが、概ね基隆〜竹南以南間と宜蘭線方面〜八堵〜樹林間が多い。ただし、北湖・新竹などで両方向に折り返す列車が多数運転され、七堵〜樹林間のような短距離の列車も見られる。運転間隔は非常に不揃いだが、最も本数の多い七堵〜樹林間では朝夕10分程度、その他20分程度の運転間隔となることが多い。

・路線のデータ
開業日 基隆〜台北間:1891/10/20|台北〜新竹:1893/11/30|新竹〜竹南:1902/08/10
路線長:125.4km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2026/05/24
更新:公開後未更新

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