[ 高雄捷運車両 ] 高雄捷運 紅線・橘線
高雄捷運では1形式だけの車両を用いており、公式な形式名は存在していないようだ。ジーメンス社のウィーン工場で紅線・橘線が開業する前の2005年から2006年にかけて全42編成が製造され、2025年現在まで増備も廃車も発生していない。
この車両はジーメンス社の都市鉄道向けブランド「モジュラー・メトロ」の1つで、同じシリーズは同時期に台北捷運C341型として台北にも導入されている。車体はステンレス製で、21m級4扉・幅3,150mmという日本の地下鉄よりも大型の車体。期間は標準軌で、集電方式は第三軌条式。ラインカラーや内装のアクセントには青緑色が採用されている。
中間車の増備により6両編成の組成が可能で、ホーム側の設備も6両化を前提に整備されているが、今のところ増結の計画は白紙。

第21編成 岡山・哈瑪星方より 世運駅にて 2025/02/23
同じ「モジュラー・メトロ」を導入している他の都市鉄道と比べて直線的なデザインで、台形のような断面が特徴。

第23編成 岡山・哈瑪星方より 岡山駅にて 2025/02/23
前面中央には避難用の貫通路があり、その部分には窓がない。側面は外吊り式の幅広ドアと小さめの側窓が特徴で、台北捷運341型と類似している。

第42編成 小港・大寮方より 世運駅にて 2025/02/23
ラストナンバー編成。110x-210x-110y(xは奇数、yはxよりも1大きな偶数)という編成構成で、将来的に310x-310y-210yを挟み込むことで6連化できる。概要の通り、2025年までのところ車両の増減は発生していない。

連結部
冷房が連結部付近の屋根に置かれているのは、日本の第三軌条式地下鉄でもよく見られる機器配置。本形式は台北の321型よりも全長が短く、車端部には窓と座席が設置されていない。

中間車車内
ロングシートで、各扉の付近にスタンションポールがあるのが目立つ。車端部は機器室や車椅子スペースとして使用されている。

先頭車車内
車内は扉と座席以外がクリーム色でまとめられており、座席は外観の帯と同じ青緑色とされている。

座席
FRP製のバケットシート。吊り手はストラップ型で、バリアフリーのため長さが異なるものが組み合わせられている。

側扉
側扉は混雑緩和のためか幅が広い。内側の化粧板は貼られていない。

鴨居部
路線図とLED式車内案内表示器が交互に配置されている。

ホームドアとの関係
ほとんどホームドアと車両のドアが同じ幅で作られていることがわかる。列車の停車は日本で言うATOにより自動化されている。

運転台背面
台湾の鉄道には日本のような前面展望という概念がないため、運転席側を見ることはできない。
・形式のデータ 沿革 2008/03/09:営業運転開始 両数(2025年6月現在) 3両42編成
・ページのデータ
取材:2025/02/23
公開:2025/06/15
更新:公開後未更新