日本駅巡り紀行

東京臨海高速鉄道70-000形

[ 70-000形 ] 東京臨海高速鉄道 東臨運輸区りんかい線埼京線・川越線用

70-000形(ななまんがた)は東京臨海高速鉄道の通勤型車両で、同社のりんかい線並びに直通する埼京線・川越線で運用される。りんかい線開業時から運用されている形式だったが、2025年から投入開始された71-000形により置き換えられる予定である。

70-000形はJR東日本の209系をベースに設計されており、ステレス車体の20m・4扉。開業当初は4両編成だったが、輸送需要への対応や埼京線直通のため増備・編成組み換えによって10両編成化された。その際に、6両がJR東日本に譲渡されて209系に組み込まれている。また、71-000形への置き換え後は一部がJR九州に譲渡される計画もある。

先頭部の外観は209系に比べて黒の面積が少なく、丸みのある独自のデザイン。内装も独自色が強く、座席の形状や化粧板の色使いなどが209系とは大きく異なる。

外観

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 Z8編成 新木場方より 戸田にて 2022/12/31
209系をベースとした形式だが、先頭部のデザインはオリジナル。都内のJR線を走る通勤電車では、地下鉄直通を除いて最後の非拡幅車体となった。

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 側面
臨海副都心の海と緑をイメージした、マリンブルーとターコイズブルー(と白)の帯を巻く。この塗装は後継の71-000形には引き継がれなかった。

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 行先表示器
3色LED式の行先表示器がフルカラーLED式に置き換えられずに残る。

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 パンタグラフ
菱形パンタグラフの車両を見かける機会も減ってきた。

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 表記類
形式や所属などの位置やフォントはJR東日本に似ているが、形式の付け方は全く異なる(クハ・モハ等の記号もない)。番号の規則はJR東日本よりもむしろ都営新宿線・都営大江戸線に準じている。

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 ロゴ
側面には東京臨海高速鉄道のロゴが貼られているが、途中の増備車からは無機質な「りんかい線」という文字も入っている。

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 209系3100番台(画像奥) 宮ハエ71編成 八王子方より 高麗川にて 2018/05/25
2004年の全編成10両編成化の際に、先頭車4両とモハユニット2両が余ったため、JR東日本に譲渡の上で新造のモハユニット2両とともに209系3100番台4両2編成となった。
外観は先頭部のFRPが209系風の塗り分けに変わったが、内装は70-000形のまま。八高線・川越線で2022年まで15年以上使用された。

内装

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 車内
車内も209系がベースとなっているが、木目調の化粧板やJR東日本とは異なる形状の座席が採用され、JRとも私鉄ともつかない独特の内装となった。

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 車端部
車端部の一部は優先席とされ、一部にはフリースペースが設置された。

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 座席
209系のバケットシートは採用されず、座席の区切りに溝が入っている形状のロングシートとされた。

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 袖仕切り
袖仕切りは小型のものが採用され、内側にモケットが貼られている。立ち客が寄りかかれないのが不評だったのか、樹脂製の板が後付けされている。

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 座面更新前の座席
現在の青いモケットは2代目で、かつてはターコイズグリーンに近い色のモケットだった。袖仕切りの板も設置前の画像。

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 荷棚
荷棚は209系と同様のパイプ式。

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 側扉
209系とは異なり、側扉の内側にも化粧板が貼られている。鴨居部の案内表示機は3色LED式だったが、サイズはほとんどそのままで横長のLCD式に置き換えられた。

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 先頭部

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 運転台
左手操作式のワンハンドルマスコンで、運転台だけ見ると209系とほとんど区別がつかない。

・形式のデータ
沿革 1996/03/30:第1編成営業運転開始|2027年度:営業運転終了予定
編成数・両数 10両7編成(2026年2月現在) ※製造数は86両

・ページのデータ
取材:2022/12/19・2022/12/31
公開:2026/02/14
更新:公開後未更新

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