[ 常磐線 じょうばんせん ] JR東日本
品川〜土浦(76.4km)
※線路名称としての常磐線:日暮里〜いわき〜岩沼(343.7km) うち日暮里〜土浦(63.8km)
常磐線はJR東日本の路線で、東京と仙台を茨城県と福島県浜通りを経由して結ぶ。東京近郊の綾瀬〜取手間は複々線化されており、快速線は東北線・東海道線直通区間も含めると品川〜土浦間でおおむね一体的に運行されている。緩行線は綾瀬から東京メトロ千代田線に直通し、最長で小田急線の伊勢原まで乗り入れる。
常磐線を開業させたのは現在の東北線や高崎線などを開業させた日本鉄道で、東京側の区間は当初は土浦線という名称だったのが海岸線という名称となり、国有化後に現在の常磐線という名称となった。そのため全区間が19世紀の開業で、東日本の「本線」格の路線の中でも比較的早い。沿線に大都市は少ないものの戦後〜高度経済成長期には東京のベッドタウン拡大で利用者が急増し、通勤五方面計画の一環で常磐線の輸送力増強が進められた。1971年には綾瀬〜我孫子間の複々線化と千代田線への直通が相次いで実施され、続く1982年には取手まで複々線が延長された。
五方面計画で複々線による緩急分離が実施・拡大された各線の中では緩行線と山手線の乗り換えがないのは常磐線が唯一となった。そのことにより快速通過駅での利便性低下、北千住〜上野間の混雑拡大などの問題が発生し、「迷惑乗り入れ」とも揶揄された。列車本数の拡大や運賃特例の設定、沿線の世代交代などもあり、そのような揶揄はあまり聞かれなくなっている。
書類上の常磐線は日暮里が起点だが、日暮里を発着するすべての定期列車が上野まで乗り入れ、約半数は「上野東京ライン」として品川まで乗り入れる。複々線区間は綾瀬〜取手間で、北千住〜綾瀬間は東京メトロ千代田線の一部。そのため緩行線の利用者はJR線だけを通って最短経路で北千住に出られないが、それでは不便なので、綾瀬〜北千住間を通過する乗客にはこの区間をJRとみなして計算した運賃と東京メトロとみなして計算した運賃のうち安いほうが適用されるという特例がある。
| 品川駅 | JT03|地上ホーム・橋上駅舎|全列車停車駅|東海道新幹線、山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、京急本線乗り換え | |||
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| 新橋駅 | JT02|高架ホーム・高架下駅舎|全列車停車駅|山手線・京浜東北線・東海道線、東京メトロ銀座線、都営浅草線、ゆりかもめ乗り換え | |||
| 東京駅 | JT01|高架ホーム・地上駅舎|全列車停車駅|東海道新幹線、東北・上越・北陸新幹線、山手線・京浜東北線・東海道線・中央線(快速)・総武線(快速)・横須賀線・京葉線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ東西線(大手町駅)乗り換え | |||
| 上野駅 | JJ01|高架ホーム・地上駅舎|全列車停車駅|東北・上越・北陸新幹線、東北線(宇都宮線)・高崎線、東京メトロ銀座線・日比谷線、京成本線(京成上野駅)乗り換え | |||
| 日暮里駅 | JJ02|地上ホーム・橋上駅舎|一部「ときわ」・特別快速・快速停車駅|山手線・京浜東北線・京成本線・日暮里・舎人ライナー乗り換え | |||
| 三河島駅 | JJ03|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 | |||
| 南千住駅 | JJ04|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅|東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス乗り換え | |||
| 北千住駅 | JJ05|地上ホーム・高架下駅舎|特別快速・快速停車駅|東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・東武伊勢崎線・つくばエクスプレス乗り換え | |||
| 綾瀬駅 | JL19|高架ホーム・高架下駅舎|東京メトロ千代田線直通 | |||
| 亀有駅 | JL20|高架ホーム・高架下駅舎 | |||
| 金町駅 | JL21|高架ホーム・高架下駅舎|京成金町線乗り換え | |||
| 松戸駅 | JJ06・JL22|地上ホーム・橋上駅舎|特別快速・快速停車駅|京成松戸線乗り換え | |||
| 北松戸駅 | JL23|地上ホーム・橋上駅舎 | |||
| 馬橋駅 | JL24|地上ホーム・橋上駅舎|流鉄流山線乗り換え | |||
| 新松戸駅 | JL25|地上ホーム・地上駅舎|武蔵野線乗り換え | |||
| 北小金駅 | JL26|地上ホーム・橋上駅舎 | |||
| 南柏駅 | JL27|地上ホーム・橋上駅舎 | |||
| 柏駅 | JJ07・JL28|地上ホーム・橋上駅舎|一部「ひたち」・全「ときわ」・特別快速・快速停車駅|東武野田線乗り換え | |||
| 北柏駅 | JL29|地上ホーム・橋上駅舎 | |||
| 我孫子駅 | JJ08・JL30|地上ホーム・橋上駅舎|快速停車駅|成田線乗り入れ | |||
| 天王台駅 | JJ09・JL31|地上ホーム・橋上駅舎|快速停車駅 | |||
| 取手駅 | JJ10・JL32|地上ホーム・橋上駅舎|特別快速・快速停車駅|関東鉄道常総線乗り換え | |||
| 藤代駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|特別快速・快速停車駅 | |||
| 龍ケ崎市駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|一部「ときわ」・特別快速・快速停車駅|関東鉄道竜ヶ崎線(佐貫駅)乗り換え | |||
| 牛久駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|一部「ときわ」・特別快速・快速停車駅 | |||
| ひたち野うしく駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|一部「ときわ」・特別快速・快速停車駅 | |||
| 荒川沖駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|一部「ときわ」・特別快速・快速停車駅 | |||
| 土浦駅 | 地上ホーム・橋上駅舎|一部「ひたち」・全「ときわ」・特別快速・快速停車駅 |
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| E657系 | 「スーパーひたち」用の651系と「フレッシュひたち」用のE653系を置き換えるために投入された特急型車両で、列車により形式が固定されていた先代2形式と異なり「ひたち」「ときわ」に区別なく使用される。全車10両編成。 |
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| E531系 | E231系近郊型をベースにした交直両用車両で、品川〜土浦間全線に加えて常磐線・水戸線・東北線の広い範囲で運用される。403系・415系・E501系などを置き換えるために投入された系列で、常磐線中距離電車の伝統である青帯を巻く。2026年現在では取手〜土浦間の普通列車は本系列に統一されている。10両の基本編成と5両の付属編成で構成されており、基本編成にはグリーン車が組み込まれている。 |
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| E231系0番台 | 103系で運転されていた快速電車を置き換えるために投入された通勤車両で、品川〜取手間・成田線のみで運用される。セミクロスシート・グリーン車付きのE531系とは異なりオールロングシートで、帯色もエメラルドグリーンとウグイス。10両の基本編成と5両の付属編成で構成されており、それらを繋いだ15両編成は日本で運転される列車の中で最も編成定員が多い。 |
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| 233系2000番台 | 各駅停車で使用される車両で、千代田線と小田急線に乗り入れる。E233系では唯一の地下鉄乗り入れ車両で、そのため車体断面や前面デザイン、扉配置などが他のE233系とは異なる。本系列により国鉄型の203系・207系は置き換えられた。 |
種別としては快速・普通、特別快速、特急がある。東京側はどの種別も最大で品川まで乗り入れ、郊外側は特急が最大で仙台、普通が最大で高萩まで乗り入れる。また、快速は我孫子から成田線に乗り入れる列車もある。特別快速は品川〜土浦間に午前上り2本と午後下り2本のみが運転されるレア種別。
常磐線には取手〜藤代間に交直セクションがあるため、国電の流れを引き継ぐ取手以南のみの快速と中距離電車の流れを引き継ぐ取手以北直通の普通の区別が明確に残っている。前者の快速には通勤型のE231系が充当され、後者の普通にはグリーン車付き近郊型のE531系が充当される。21世紀に入るまで停車駅にも差があった(「快速」のほうが「普通」より遅い)が、2004年に統一された。各駅停車との区別のため取手以南では普通も「快速」として案内されており、このページでは快速を快速(直流)、普通を快速(中電)として区別する。
日中は快速(直流)3本と快速(中電)3本が交互に運転される。快速(直流)はいずれも上野発着で、上野〜取手間2本と上野〜我孫子〜成田間1本が運転される。快速(中電)はいずれも品川発着で、品川〜土浦間に3本が運転される。朝夕は列車本数が拡大され、快速(直流)の品川乗り入れや快速(中電)の上野折り返し、水戸方面への乗り入れが実施される。また、早朝深夜やラッシュ前後には松戸・我孫子で折り返す快速(直流)も設定される。
特急としては、品川〜土浦・勝田・高萩間の停車型「ときわ」と品川〜いわき・仙台間の速達型「ひたち」が運転され、運行区間・停車駅の両面で両者は区別される。かつて常磐線特急といえば上野駅の地上ホームから発着していたが、2025年3月のダイヤ改正以降は定期列車がすべて品川に乗り入れるようになった。
すべての列車が各駅停車で運転され、早朝深夜の松戸〜我孫子間の列車を除いて綾瀬から東京メトロ千代田線に直通する。北千住発着は早朝1往復のみ設定されているが、緩行線の起点である綾瀬で折り返す定期列車は設定されていない。
日中および土休日夕方は10分間隔で千代田線〜我孫子間の列車が運転され、小田急線直通列車(一部は小田急線内準急・通勤準急・急行)もある。土休日朝は1時間あたり8〜9本まで増発される。これらの時間帯の緩行線は我孫子までの営業で、我孫子〜取手間は快速線のみとなる。
平日朝夕ラッシュ時に限り、我孫子〜取手間の緩行線も営業する。ラッシュ時には2〜4分間隔で運転され、我孫子折り返しと取手発着がほぼ交互に運転される合間に柏・松戸折り返し列車も運転される。
・路線のデータ
開業日 品川〜日暮里間:他路線乗り入れ区間のため省略|日暮里〜三河島間:1905/04/01|三河島〜土浦間:1896/12/25
路線長:76.4km(本ページで取り上げている区間)
単線/複線 品川〜上野間:東北線・東海道線(上野東京ライン)の線路を走行|上野〜綾瀬※間:複線|綾瀬〜取手間:複々線|取手〜土浦間:複線
※北千住〜綾瀬間は東京メトロ千代田線との並走により事実上の複々線区間
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